リラックス時間を最高の美容時間に
突然ですが
みなさん、お酒はお好きですか?
私は弱いけど好きです。
アルコールが好き、というよりは、
ワインや日本酒の作り手さんによる
味の違いを楽しむことが好き、
と言った方が正しいのかもしれません。
1日の終わりに、
心をリラックスさせる
すこしだけのお酒と、
心と体の栄養になるおつまみを。
そして
そのひとときが、
「最高の美容時間」になったら。
今回は、ただ美味しいだけじゃなくて、
肌や腸、代謝をさりげなく支えてくれるような
「おしゃれな美容おつまみ」をご紹介します。
…とはいえ、むずかしく考えずに、
簡単に作れるものばかり。
日常の自分へのごほうびとして、
よければ参考にしてみてくださいね。
レシピ動画
まずは動画を。
詳しい工程などは
動画で見るとわかりやすいと思うので
ぜひご覧になってくださいね。
レシピや美容ポイントは
次の章で詳しくご説明していますので
最後までお付き合いくださいね。
自家製デザートチーズ
牛乳から作る自家製チーズは、
低脂肪・高たんぱくで
ヘルシーなのが魅力。
一般的なクリームチーズよりも
脂質が控えめで、
糖質も少ないので、
美容やダイエット中の方にも
ぴったりのおつまみです。
さらに、
レモン汁やお酢の力で作る
フレッシュチーズは、
胃腸にもやさしく、
消化の負担が少ないのも嬉しいポイント。
そこにレーズンや
オレンジピールといった
ドライフルーツの甘みと香りを合わせれば、
満足感のある「スイーツのようなチーズ」に。
見た目も味も華やかで、
罪悪感のないごほうび感を
味わえるひと皿です。
レシピ
【材料】
- 成分無調整牛乳:1リットル
- レモン汁またはお酢:大さじ2
- はちみつ:大さじ1
- レーズン:大さじ2
- オレンジピール(刻んだもの):大さじ1〜2
【作り方】
- 鍋に牛乳を入れて中火で温め、
フツフツしてきたら火を止める - レモン汁(またはお酢)
を加えてゆっくり混ぜ、分離を待つ - ザルにキッチンペーパーなどを
敷いてこし、1時間ほど水気を切る - ボウルに移し、
はちみつを加えたら
ハンドブレンダーにかける - レーズンとオレンジピール等の
ドライフルーツを加えて混ぜる - 冷蔵庫で一晩置くと、
濃厚になり、味も馴染んでまろやかに◎
※バゲットやクラッカーにのせて、
くるみをトッピングしても美味しいです
美容ポイント
牛乳
潤いを補って肌の乾燥を防ぐ
牛乳は、肌や髪をつくる
たんぱく質とカルシウムの供給源。
薬膳では「潤す」食材とされ、
乾燥やのぼせ、
口の渇きが気になるときにもぴったりです。
レーズン
血を補い、くすみのない肌へ
レーズンは
鉄分とポリフェノールが豊富で、
女性にうれしい“補血”の食材。
薬膳では「血を養う」とされており、
貧血気味の方や
肌のくすみが気になる方におすすめ。
オレンジピール
香りでめぐりを促す
柑橘の皮にはビタミンCだけでなく、
気の巡りを助ける芳香成分がたっぷり。
ストレスによる胃腸の不調や
食欲不振にも良いとされています。
はちみつ
腸を整え、全身の巡りをサポート
甘みの中に優しさがあるはちみつは、
「潤肺・解毒・調和」
といった働きがあり、
便通や喉の乾燥が気になるときの
サポートにも◎。
カラダよろこぶ 夏野菜の冷たいひと皿
お次は、
色とりどりの夏野菜をたっぷり使った、
見た目にも元気がもらえるひと皿。
やさしい甘酸っぱさと
爽やかな香りが広がるこのレシピは、
疲れた日のリセットにもぴったりです。
冷たく冷やすことで味がしっかりなじみ、
火照った体や気分までクールダウン。
夏バテ気味の日や、
食欲がないときでも不思議と箸が進む、
“カラダよろこぶ”冷製おかずです。
レシピ
【材料】
- にんにく:1かけ
- オリーブオイル:大さじ3
- 玉ねぎ:1個(くし切り)
- ズッキーニ(緑・黄):各1本(乱切り)
- なす:1本(乱切り)
- パプリカ:1個(乱切り)
- トマト:1個(ざく切り)
- 塩:小さじ1/2〜1/4
- ケチャップ:大さじ3
- 白ワインビネガー:大さじ3
【作り方】
- フライパンに
オリーブオイルとにんにくを入れ、
香りが立つまで弱火で加熱 - なすとズッキーニを加えて中火で炒め、
しんなりしたら玉ねぎとパプリカを加える - 塩をふり、
ふたをして弱〜中火で8分ほど蒸し炒めにする - 野菜が柔らかくなったら、
トマトとケチャップと
白ワインビネガーを加えて全体を混ぜる - 水分が減ったら火を止め、
冷蔵庫でしっかり冷やして完成!
美容ポイント
トマト
ほてった肌をクールダウン
リコピンでおなじみのトマトは、
紫外線ダメージの予防に◎。
身体の熱を取り除きながら
潤いを与えてくれます。
パプリカ
ビタミンCで透明感をチャージ
シミ・くすみが気になる方に
おすすめなのがパプリカ。
薬膳では「補気」のはたらきがあり、
疲れやだるさの改善にも役立ちます。
ズッキーニ
むくみをすっきり、巡りを良くする
カリウム豊富なズッキーニは、
水分代謝をサポート。
体にこもった熱や湿気を
外に出す作用があります。
なす
内側の熱を取って肌荒れを防ぐ
体内のこもった熱を鎮め、
肌の吹き出物などにも効果的。
夏の肌トラブルに◎。
にんにく
血行促進で冷えをケア
代謝を上げてくれるにんにくは、
美容にも欠かせない食材。
体を内側から温めてくれます。
オリーブオイル
肌と腸をやさしく潤す
ビタミンEが豊富で、
血行促進・肌の乾燥対策にも。
薬膳では「潤腸」として便通改善にも◎。
白ワインビネガー
めぐりを助けてくすみを一掃
爽やかな酸味が食欲をそそるだけでなく、
血の巡りを改善し、
くすみ肌のサポートにも効果的です。
※白ワインビネガーは、
穀物酢でも代用可能です。
ただし、白ワインビネガーには
ぶどう由来のポリフェノールが含まれており、
抗酸化作用によって“くすみ肌”や
“紫外線ダメージ”へのケアに特におすすめです。
一方で穀物酢も、
血行促進・疲労回復・整腸作用といった
くすみ予防につながる働きがあります。
風味はややシャープになりますが、
手に入りやすく、
しっかりと体を整えてくれる
身近な美容食材です。
おわりに: 「美容」と「たのしみ」は両立させる!
自分の体や肌のためになりながらも、
ちゃんとおいしくて、
ちゃんと気持ちが満たされる——。
そんな“ごほうび時間”が
ひとつでもあるだけで、
人生の幸福度が変わる。
そう思いませんか?
今回ご紹介した
自家製のデザートチーズと、
夏野菜のビネガー煮は、
どちらも「食べることで自分を整える」
ためのやさしいレシピです。
カラダが喜ぶ素材を選び、
明日の自分のために
ささっとおいしく調理して、
調理の時間も
いただく時間も楽しむ。
それはまるで、
自分に寄り添って
声をかけてあげるような時間。
ワインを片手に、
夜のリラックスタイムのおともにしてもよし。
休日のブランチに、
静かな音楽とともに楽しんでもよし。
「食べることも、
美しくなることも、
あきらめたくない。」
そんなあなたの、
美容とたのしみの両立を
応援するひと皿になればうれしいです。